今日から不良王子と同居します。
玲生くんはお母さんがなかなか離してくれなくて、照れて困ったように笑ってる。
お母さんに腕を組まれてべったりだ。
フフ、久しぶりに会ったんだもん、そうなるよね。なんだか玲生くんが羨ましいな。
そのうちに父親らしき人も近づいてきてニコニコして玲生くんとしゃべっている。
あんまり似ていないような気がしたから玲生くんは母親似なのかもしれないな。
そんな親子の再開を自分のことみたいにほっこりしながら見ていた私。
だけど、私に近づく一人の男の人がいてビクッとした。
「あの、すみません」
遠慮がちに話しかけてくるその人は、どこにでもいる普通の青年で。
これと言って特徴が無くて一見、真面目そうで黒縁眼鏡をかけている。
年は20代半ばくらい。
「あの、大河内音葉さんですよね?いつもお世話になっております」
彼は深々と頭を下げてきた。
私はもしかしてと思って慌ててソファから立ち上がった。
「あ、あのもしかしたら、玲生くんのおにいさまですか?」
お母さんに腕を組まれてべったりだ。
フフ、久しぶりに会ったんだもん、そうなるよね。なんだか玲生くんが羨ましいな。
そのうちに父親らしき人も近づいてきてニコニコして玲生くんとしゃべっている。
あんまり似ていないような気がしたから玲生くんは母親似なのかもしれないな。
そんな親子の再開を自分のことみたいにほっこりしながら見ていた私。
だけど、私に近づく一人の男の人がいてビクッとした。
「あの、すみません」
遠慮がちに話しかけてくるその人は、どこにでもいる普通の青年で。
これと言って特徴が無くて一見、真面目そうで黒縁眼鏡をかけている。
年は20代半ばくらい。
「あの、大河内音葉さんですよね?いつもお世話になっております」
彼は深々と頭を下げてきた。
私はもしかしてと思って慌ててソファから立ち上がった。
「あ、あのもしかしたら、玲生くんのおにいさまですか?」