今日から不良王子と同居します。
「じつはあいつが出ていってから周りの者にいろいろと聞いてわかったのですが、あいつは僕のために不良高校に入学したらしいときいてショックを受けました。あいつが不良たちにひどい目にあわされているんじゃないかと僕は毎日心配で」
「はあ」
彼は不安そうに顔を曇らせるから私は苦笑いするしかなくて。
だってその心配は全くの杞憂で、玲生くんは喧嘩も強くて怖いもの知らず。
友人だってたくさんいるみたいでそれなりに高校生活を楽しんでいるように思う。
でもひとつ気になったことはお兄さんのためにわざわざ不良高校を選んだってことだ。
もう少し詳しく聞こうと思ったんだけど、目の前の彼がポケットからハンカチをとり出して目頭を押さえだしたのでギョッとした。
今にも泣きだしそうで、みるみるメガネが曇ってきている。
えー。どうしよう。まさか泣いてしまうなんて。
知れば知るほど玲生くんとは性格も似ていないみたい。
でも、なんだか人柄は良さそう。
それだけはわかる。
「はあ」
彼は不安そうに顔を曇らせるから私は苦笑いするしかなくて。
だってその心配は全くの杞憂で、玲生くんは喧嘩も強くて怖いもの知らず。
友人だってたくさんいるみたいでそれなりに高校生活を楽しんでいるように思う。
でもひとつ気になったことはお兄さんのためにわざわざ不良高校を選んだってことだ。
もう少し詳しく聞こうと思ったんだけど、目の前の彼がポケットからハンカチをとり出して目頭を押さえだしたのでギョッとした。
今にも泣きだしそうで、みるみるメガネが曇ってきている。
えー。どうしよう。まさか泣いてしまうなんて。
知れば知るほど玲生くんとは性格も似ていないみたい。
でも、なんだか人柄は良さそう。
それだけはわかる。