今日から不良王子と同居します。
「玲生……」
「玲生くん」
そして玲生くんはお兄さんの方を見ようともしないで、そっぽを向いてしまった。
お兄さんは、しょんぼりとうなだれる。
玲生くんったら、どうして?
いくらなんでもこれじゃあお兄さんが可哀想。
お兄さんはこうして玲生くんにちゃんと謝ろうとしてくれているのに。
とにかく、もっとお互い話をさせなきゃいけないような気がした。
そう、もっと2人が向き合えるような状況を作れたらいいんだけどな。
「音葉さん、帰ろう」
「あの、玲生くん待って、私まだ帰りたくないの」
「どうして?もういいだろ、俺、母さんにちゃんとおめでとうって言ってきたよ」
不満そうに眉を吊り上げる玲生くん。
苛々しているみたいでちょっと怖い。いつもの彼とは明らかに違う。
だけど、ここで引くわけにいかない。
「そうじゃなくって、私デザートが食べたくって。だってすっごく美味しそうなんだもん」
「玲生くん」
そして玲生くんはお兄さんの方を見ようともしないで、そっぽを向いてしまった。
お兄さんは、しょんぼりとうなだれる。
玲生くんったら、どうして?
いくらなんでもこれじゃあお兄さんが可哀想。
お兄さんはこうして玲生くんにちゃんと謝ろうとしてくれているのに。
とにかく、もっとお互い話をさせなきゃいけないような気がした。
そう、もっと2人が向き合えるような状況を作れたらいいんだけどな。
「音葉さん、帰ろう」
「あの、玲生くん待って、私まだ帰りたくないの」
「どうして?もういいだろ、俺、母さんにちゃんとおめでとうって言ってきたよ」
不満そうに眉を吊り上げる玲生くん。
苛々しているみたいでちょっと怖い。いつもの彼とは明らかに違う。
だけど、ここで引くわけにいかない。
「そうじゃなくって、私デザートが食べたくって。だってすっごく美味しそうなんだもん」