【完結】私が恋した上司は、野獣系メガネ上司でした。
「愛心、ダメだよ?」
「いいよ文香。愛心これで眠りそうだから、寝たら離せばいいよ」
「もう、春輝さんは愛心に甘いですよ?」
「いいじゃないか。可愛いんだから」
「親バカですね、春輝さんは」
「うるさい。いいだろ?」
「うふふ。……あ、愛心もう寝ちゃいましたね」
「本当だ。ベッドに寝かせてあげよう」
「はい」
愛心が寝てくれたので、私たちも歯磨きをしてから、寝室に移動した。
ふたりでベッドに入り、寝る準備をした。
「春輝さん、大丈夫ですか?」
「何がだ?」
「体ですよ。最近忙しいみたいですし……心配で、春輝さんのこと」
「ありがとう文香。でも、俺なら大丈夫だよ。それより文香は大丈夫なのか?愛心の子育てもそうだし、何よりお腹に赤ちゃんがいるんだし」
「私も大丈夫ですよ、なんとか。そりゃあ、初めての子育てだから大変ですけど……でも、大丈夫です」
「そうか?あまりムリはするなよ?」