【完結】私が恋した上司は、野獣系メガネ上司でした。
「グズッ……グズッ……」
すると、突然愛心が泣きそうな顔をしていた。
「どうしたの?愛心?お腹空いた?」
「よしよし、愛心。今ママがミルク作ってくれるかなぁ?」
「春輝さん、愛心のことよろしくお願いします」
「おう。ミルク頼むな?」
「はい」
哺乳瓶にミルクを作り、愛心の所へ持っていくと、愛心は美味しそうにミルクを飲み始めた。
「美味しいか?愛心」と春輝さんは抱っこしながら愛心に問いかけた。
「よっぽどお腹空いてたみたいですね」
「そうみたいだな?まぁミルクちゃんと飲めるみたいだから、大丈夫そうだな」
「そうですね。一応明日、愛心を病院に連れていきます」
「そうだな」
ミルクを飲み終えると、愛心はご機嫌になったのか、ニタニタと笑っていた。
パパのことが大好きみたいで、春輝さんの指を握っていた。
「愛心、パパはもう寝るんだから、お手手離そうね?」
愛心の指を離そうとすると、グズりそうな顔になった。