死にたがり屋の少女は暴走族と・・・
えっ?


璃羽都が私に感謝?


私、璃羽都に何もしてないのに。


「ねぇ璃羽都、感謝って「そろそろ帰るか。アイツらも掃除終わってる頃だろ。」


私の言葉は璃羽都の言葉でかき消された。


まぁ、今はいっか。


全て終わった時に教えてもらおう。


「あっ。未雨、美月に連絡入れたか?あいつ、お前のこと心配してたぞ?」


「あぁ!!」


やばい!!完全に


「忘れてた…。後で連絡入れるよ。」


そうだった。私がbaideddoの所に言った時以来、全く連絡してなかった。


これは相当怒られるな…。


と思っているとあっという間に倉庫に着いた。


「こんな時間だけど、璃羽都大丈夫?」


倉庫に着いた時には時計の針は8時をすぎていた。


「あぁ。俺も倉庫でやる事あるし、気が済むまでアイツらと喋っとけよ。」


と言い、璃羽都は倉庫の中に入っていった。


そう言えば私、何も言わないで璃羽都と出かけたけど、4人とも大丈夫かな?


と思いながら倉庫に入ると


「「「「未雨(さん)!!」」」」


大声で私は名を呼ばれた。


「どこ行ってたんだよ!!」


「心配したんだぞ!」


私の予想より大変なことになっていた。


あちゃ…。ちゃんと言っとけば良かった。


「ご、ごめんね…」


私は事情を話してそれから気の済むまで5人で話しをしていた。


こんな時間がずっと、ずーーっと続けばいいのに…。


そう思いながら。
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