死にたがり屋の少女は暴走族と・・・Ⅰ
「なんか、いっぱい話しから時間があと少しかないから急がなきゃね」


「うん」


夏那と話した時間は短いようで長く、長いようで短かった。


そして、メイクもバッチリしてもらい、


「そろそろ待ち合わせ場所に行こっか?」


「そうだね。」


と夏那の家から出て、一緒に浴衣で待ち合わせ場所に向かうとそこには


「夏那…ちょー可愛い♡青と白の生地に朝顔…」


「夏那似合ってる!!」


夏那にベタ惚れの遥輝に、


「未雨ちゃん、可愛いよ!!でも、ピンクが良かったなぁ〜」


と言って蒼弥はこちらに向かってきた。


そう。私の浴衣は黒地に花火柄だ。


璃羽都は


「うん。いいんじゃないか?」


と言って私に近づく蒼弥を殴った。


今思ったけど…


「何で蒼弥がいる訳?」


「えー、なんか、未雨ちゃん、酷くね?俺がいても別にいいじゃん!!ってか、この話持ち出したの俺だし!」


なんてうるさい蒼弥。


まぁ、いいんだけど…


そう思いながら5人で神社に向かい、夏那と遥輝は2人でデート。


私たちはと言うと3人でまわる事にした。
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