死にたがり屋の少女は暴走族と・・・

「やっと終わったぁ〜!!」


そう叫び、バイトのカフェの更衣室で着替えていると


「おっ?璃羽都もデートか?」


「デートって訳じゃ無いですけど…って先輩はデートなんですか?」


「まぁ、な?////」


「今日は年に一度の夏祭りだぜ?デートしないでどうすんだよ。」


「それに、俺の彼女とっても可愛いんだぜ?しかも、可愛いだけじゃないんだよ」


と彼女の話をしてくる先輩。


そんな先輩はとても楽しそうだった。


「だから、早く彼女の元に行かねぇーとな。お前も、彼女と楽しめよ。」


「別に彼女って訳じゃ…「ちゃんと男であるお前がリードするんだぞ?」


と言うだけ言うと笑って帰っていく先輩。


リードつっても…何をすればいいかわかんねぇーし。


まぁ、蒼弥がいるから大丈夫…だろう。


と思いながら待ち合わせ場所までバイクをとばした。


が、思っていたよりとばしすぎて思ったより早く着いてしまったが、


「おっ、璃羽都!!」


「おっ、お前も早いな〜」


待ち合わせ場所には蒼弥と遥輝がもう集合場所に来ていた。


「お前らはもう来てたのか。」


「いち早く、未雨ちゃんの浴衣姿見たかったしね。」


と言う蒼弥と


「夏那の浴衣姿早く見たくてな。」


と言う遥輝。


まるで恋してる乙女みたいだな。


それにしてもあんなにチャラい蒼弥が他の女を見なくなるほど未雨に夢中とは…


遥輝は相変わらず夏那の事しか考えていない。
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