会長のお気に入りかよ‼-百花繚蘭-【完・番外編追加中】
「は? ……ふじょし……?」
って、婦女子か腐女子、どっちかか?
どっちでもいいけど、それでなんでこんな状態になる?
「この世の総てをBLに変換せずにはいられない性癖なんです。つまり蔦子姉ちゃんの脳内では、俺と会長が付き合ってたんです」
「怖っ⁉ なんでそんなことに⁉ で、なんで哀淋がこんな怒るんだよ、幹~」
「あんたは幹といちゃついてたらいいのよ!」
「いちゃついたことなんて一度もないんだけど⁉」
とんだいいがかりだ! 幹は後輩でしかないんだが⁉
幹に助けて視線を送ると、また陰りをみせる。
「蔦子姉ちゃん、政財界の要人も使う料亭『あいりん』の若女将なんですよ」
「りょっ⁉ 若女将⁉」
突然話が飛んだな⁉ でも、哀淋の(今まで思っていた)純和風な感じからしたら――
「パッと見ならすごく似合うと思うけど――」
そこで更に幹が、ふっと陰りのある笑みになった。
「男性同士の予約と思しき部屋に盗聴器とか隠しカメラ仕掛けようとして、よく女将と大女将にしばかれてますよ」