会長のお気に入りかよ‼-百花繚蘭-【完・番外編追加中】
「老夫婦⁉ んな話してね――」
ん? 蔦子姉ちゃん?
初めて聞く呼び方に違和感を覚えた。
幹は哀淋のこと『副会長』って呼んでいたはずだけど……。
「哀淋って幹の姉だったの?」
一応確認すると、まだ怖い顔をしたままだけど、哀淋も答えてくれた。
「違うわよ」
「違いますよ」
「「家が隣同士なのよ(なんです)」」
「……え」
家が隣同士って……
「俺知らなかったけど⁉」
「まあ生徒会には住所まで提出しませんからね」
幹は哀淋の変貌ぶりにかけらも動揺せず、スマホを見たままだ。
いや助けろよ⁉
「それでなんで哀淋がこんな状態なわけ⁉」
そう問うと、幹が、ふっと陰りのある笑みを見せた。
「蔦子姉ちゃん、ど腐れ腐女子ですから」