結婚はあきらめ養子を迎えたら、「お義母様大好き」と溺愛されています
「ああ、ごめんなさい。いつまでも引き留めてしまっては、疲れも取れないわね。部屋に戻ってゆっくりして頂戴。そうだ、おやつを運ばせるわ。何がいいかしら?いつも私は書類仕事の合間には頭が疲れているから甘いものを食べるのだけれど……」
よかった。リーリア様には不審に思われていないみたい。
ほっとして笑顔を浮かべる。
で、おやつか。
「ありがとうございます。リーリア様が僕のために考えて用意してくださったものであればなんだって嬉しいです」
甘いものは苦手というわけじゃないし。
お腹が満たされるならなんだっていい。
できれば、リーリア様が手ずから僕の口におやつを運んでくれる妄想がはかどるおやつなら最高なんだけど。
★視点戻ります<リーリア>★
■
「ハンナァーーーッ!教えてちょうだい!子供のおやつは何がいいのかしら?」
そう。困るんだけれど、私には強い味方がいる。
うん、ハンナはまだ歩けないので、ベッドの上で大人しく……侍女たちからの報告書を読んだり、指示書をしたためたり……仕事、してますね。
ごめん、仕事の邪魔して……。
ああでも、もし動けたらきっと私が執務室にいる間にはあっちこっち飛びまわていてどこにいるのか使用人に聞きまわって探さないと見つけられないわね。
そう考えると、ハンナの部屋に来れば会えるの便利。
「あら?リーリア様、今は執務中では?どうなさったんです?」
う。ハンナの目がキツイ。仕事さぼってるみたいに思われたのかな。うん、こんな時は包み隠さず本当のことを言えばいいの。
ええ、私、本当のことを言うだけです。
別に仕返ししようとか、人のせいにしようとか、ざまーみろとか思って言うわけじゃないですからね。
「ルイードが今まで来ていたのよ」
ハンナの眉根が寄った。
「そうでしたか……。王弟殿下はどのような用件でいらしたのですか?」
「ロマルク公爵家乗っ取り……を宣言して言ったわ」
「は?」
「俺がロマルク公爵になる!とか言っていたわね」
「はぁ?」
「結婚すれば俺がロマルク公爵だと。行き遅れをもらってやるありがたく思えと。相変わらず私への嫌がらせに来たのよっ!」
ハンナが額を抑えた。
「なんとなく、王弟殿下の様子が目に浮かびました……」
はぁーっとハンナが小さくため息をついた。
よかった。リーリア様には不審に思われていないみたい。
ほっとして笑顔を浮かべる。
で、おやつか。
「ありがとうございます。リーリア様が僕のために考えて用意してくださったものであればなんだって嬉しいです」
甘いものは苦手というわけじゃないし。
お腹が満たされるならなんだっていい。
できれば、リーリア様が手ずから僕の口におやつを運んでくれる妄想がはかどるおやつなら最高なんだけど。
★視点戻ります<リーリア>★
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「ハンナァーーーッ!教えてちょうだい!子供のおやつは何がいいのかしら?」
そう。困るんだけれど、私には強い味方がいる。
うん、ハンナはまだ歩けないので、ベッドの上で大人しく……侍女たちからの報告書を読んだり、指示書をしたためたり……仕事、してますね。
ごめん、仕事の邪魔して……。
ああでも、もし動けたらきっと私が執務室にいる間にはあっちこっち飛びまわていてどこにいるのか使用人に聞きまわって探さないと見つけられないわね。
そう考えると、ハンナの部屋に来れば会えるの便利。
「あら?リーリア様、今は執務中では?どうなさったんです?」
う。ハンナの目がキツイ。仕事さぼってるみたいに思われたのかな。うん、こんな時は包み隠さず本当のことを言えばいいの。
ええ、私、本当のことを言うだけです。
別に仕返ししようとか、人のせいにしようとか、ざまーみろとか思って言うわけじゃないですからね。
「ルイードが今まで来ていたのよ」
ハンナの眉根が寄った。
「そうでしたか……。王弟殿下はどのような用件でいらしたのですか?」
「ロマルク公爵家乗っ取り……を宣言して言ったわ」
「は?」
「俺がロマルク公爵になる!とか言っていたわね」
「はぁ?」
「結婚すれば俺がロマルク公爵だと。行き遅れをもらってやるありがたく思えと。相変わらず私への嫌がらせに来たのよっ!」
ハンナが額を抑えた。
「なんとなく、王弟殿下の様子が目に浮かびました……」
はぁーっとハンナが小さくため息をついた。