このご時世


元々長居をするつもりはなかったが、

自分が思ったより長くいてしまったので、

3分の1残ってたコーヒーを飲み干し、

レジへと向かった。


レジに人がいなかったので、

いなかった時用のベルが置いてあり、

鳴らした。

その後、鞄から財布を出していると店員さんが来てくれた。

財布に夢中で下を見ていたから気づかなかったのだ。





「ひ、久しぶり」



「____えっ」




急に言われた言葉に、素っ頓狂な返事をしながら、顔を上げた。

これまたずいぶんと間抜けな顔をしていたであろうな。




マスクをしていても分かった。



ぎこちなさそうに笑う、





キミがいた____


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