君は無垢なフリをして───本当は野獣。
「え…っ?」
「だからぁ!お前の体、マジ最悪だって言ったんだよ。」
「な、にそれ…」
好きだからしたいって。
言ってくれたのは拓海なのに。
「でも、好きだからしたいって…」
「俺が本気でお前なんか好きになる訳ねーだろ。」
「…っ、」
ねぇ、拓海…
どうしてそんな表情するの…?
「……出てけ。」
「え…?」
「出てけよ!!」
拓海の剣幕に圧された私は、急いで服を身に付けると、振り返ることなく拓海の部屋を出た。
「…最悪だよ…っ」
何が何だか分からないまま。
好きだと言われて体を委ねた私は、馬鹿だったんだ。
涙さえ…出ない。
「あーぁ。嫌ーな思い出が出来ちゃった…。」
本当…最悪――――――…