君は無垢なフリをして​───本当は野獣。
13時00分、***公園―――…



ジャリッ



ベンチに腰を据える男が一人。


その背後から近づく女――…



「花菜!来てくれ――…」



振り返った男は絶句する。


「周さん、ごめんなさ~い。待たせちゃった~。」



きゃぴきゃぴとした雰囲気。


亜麻色の長い髪。


女にしては高すぎる身長。


亜麻色の瞳―――…



「テメェ、クソガキじゃねーか!女装なんかしやがって気持ち悪ぃ!」


「気持ち悪ぃとは何だよ、蛇野郎!こんな可愛い子掴まえて!」


「確かに超美人で捨てがてぇけど!……………つーか、何しに来やがったんだ!」



男――拓海の言葉に、女(に扮した)神弥はフッと笑う。



「待ち人は来ねーってことを伝えに来てやったんだよ。」
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