君は無垢なフリをして​───本当は野獣。
――「は?!帝が転校!?」


新学期。


高校1年生最後の学期の最初の日に、俺の気持ちはドン底まで落とされた。



「意味わかんねー!どういうことか、説明しろよ!」

「いや、説明するっていっても家庭の事情としか先生も聞かされていないんだよ。」



俺の剣幕に担任は圧されているようで、ボソボソとしか話さない。



「何でだよ…っ」



何でお前まで俺から離れていくんだよ、帝…っ






――この日を境に、俺の生活は変わる。


手当たり次第に女を抱いた。


抱いては空しさに襲われて、携帯の着信を見るも帝からの連絡は無く。


また…女を抱いての繰り返し。



「《お前……変わったよな。》」



それはお前もじゃねーのか、架琉。
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