君は無垢なフリをして​───本当は野獣。
「は?オープンキャンパス?」


「そうだよ。君も一度行ってみるといい。」


「どうせそこしか行かせねーつもりなんだろ。行く必要ねーじゃん。」


「確かにここ以外行かせるつもりはないよ?だけど君が嫌だと思うなら、違う所にしてもいい。」



そう言って祖父さんが勧めるから。


嫌だったけど、架琉と行ったんだ。


そこで――…



「花菜っぺ!」


「なぁに、瑛ちゃん。」



今の俺とあまり変わらない、女にしてはちょっと高い身長。


ショートカットで綺麗な黒髪。


何よりも…笑顔が凄く可愛い。


俺は…祖父さんの管理する大学で出会ったその女に、帝以来感じたことの無かった感情を感じた。
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