君は無垢なフリをして​───本当は野獣。


――「うえぇ~?!ミカドちゃんが!?」



一部始終を話すと、案の定な返事が帰ってくる。



「ミカドちゃんが中野くんと、その…ニャンニャンしてる場面に出くわしたって…酷すぎるよぅ!」


「死角があったからミカドちゃんしか見えなくて本当に相手が神弥かどうかは分からないけど、ミカドちゃんは上半身裸だったし…神弥って、呼んでた。」



…ヤバい。


また、泣きそう。



「【あぁそれ、アイツじゃない。】」


「え?」


「【そん時、俺と話してた筈だから。】」



涼しい顔をして言う、崇大。


え?


でも、どうして?


崇大はバイトだって…



「【花菜が家に帰らねーとならねぇ理由が知りたくて。会いに行ってたんだ。】」
< 323 / 385 >

この作品をシェア

pagetop