君は無垢なフリをして───本当は野獣。
「《だいたい、神弥に聞けばいいだろ。》」
八神 架琉の言葉に、ズキンズキンと胸が痛む。
「【それが出来ねーからテメーを呼んだんだよ、バーッカ。】」
「《っんだとクソガキ。つーか、何で神弥に聞けねーんだよ。付き合ってんだろ?》」
崇大を威嚇しながら、私に問う。
「あのねぇ。花菜ちゃん、中野くんのお祖父さんから別の所に住んでくれって言われたの。」
言葉を発っせない私の代わりに、綾香が言う。
「《は?神弥の祖父さんが出てけって言ったの?》」
「ううん。中野くんが花菜ちゃんと一緒には居られないって言ったらしいんだけど…」
流石に八神 架琉も驚いたのか、言葉なく唖然としている。
「《神弥が自分から離れるなんて…有り得ねぇ。》」