君は無垢なフリをして───本当は野獣。
「【花菜の…幸せ。】」
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――花菜が幸せになることを望んだ俺は、一生を弟として過ごす道を選んだ。
花菜を傷つけたアイツと違って、神弥は花菜を幸せ出来るだろうと…身を引いた。
「…健やかなる時も病める時も…」
あぁ、俺の選んだ道は間違ってなかった。
今この瞬間に改めて思う。
「……では、誓いのキスを。」
お互いに将来を共に過ごすことを誓った、花菜と神弥。
花菜も神弥も…幸せそうに笑っている。
2人がくっついてから5年。
俺も長いこといい弟を演じたもんだ。
「【おい、バカップル!記念写真撮るぞ!】」
「バカップルとか言うんじゃねー!」
「もう!あんたたち、いい加減喧嘩は止めなさいよ!」
――永久に、幸せにな。
fin.