君は無垢なフリをして​───本当は野獣。
「【仕方ないから今日は俺が下で寝てやる。有り難くベッドを使えよ、花菜。】」



こいつはいつまで偉そうな態度を取り続けるんだろ…



「別に私、ベッドじゃなくてもいいけど?」


「【あぁ?!お前は黙ってベッドに寝りやぁいいんだよ!】」


「…おい、てめぇ!何しやがんだ!」



………………………はっ!


いきなり崇大に押されて腹がたって自分を見失っちゃったよ!



「【…相変わらずキレると口が悪くなんのな。】」


「あ…」


「【母さんにかなり言われてんのにな。】」


「う…」


「【あーぁ。母さ】」
「ちょっと!さっきから何!?私を脅して何になんの?!」



今更だけど、私…弟が怖いわ。



「【別に脅してなんか…ねぇよ?】」



にっこり~。


…嘘つけ。


その顔は間違いなく、何かしら企んでる顔だよ。
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