ある冬の日の物語



「桜、見てみたいなあ……」

「見られるだろ。そしたら一緒に見ようぜ」

「え、ほんとに!?」

「ああ。本当だ」

「約束だよ」


アゲハと約束の証として指切りげんまんした。


蝶子とした約束を思い出した。



『一緒に桜を見よう』


今では懐かしい。


今度こそ一緒に桜が見られますように。
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