たばこに隠された想い Ⅰ
「じゃ、屋上行こー!」
未来の言葉に頷き、鞄を持って教室を出て、屋上に向かった
キィ
重い扉を開けると、亮たち三人は既にそこにいて、それぞれ好きなことをしていた
「あ、未来
テスト終わったんだね」
「広樹ー!終わったよ〜」
未来はガバッと広樹に抱きつき、頬をスリスリと寄り添っている
うげ、なんで人がイチャついてるの見なきゃいけないんだ...
「...蝶羽、同感」
私の顔を見て察した修斗がぽつりとそう呟いた