居酒屋ーーーキスをあげよう―――
『―――馬鹿じゃないの?あんな詐欺師に乗せられなくて・・・良かったけど、貴女・・・お金ぼったくられる所だったのよ?あんなに酒なんか飲んで、身体に悪いわよ・・・』
其の言葉に、『―――だって、しょうがないじゃない・・・一人ぼっちになっちゃったのよ?貴女に・・・何が分かるの?』と吐き捨てた。両親も祖父母もおらず、友達からも逃げられていた。それから、大学生の生活も出来なくなった。学園長に退学させられ、友達に論文を盗まれた―――。
何処に行く事もないし、百田冴子と水野梨乃しか、友達がいない。菜月はズキッと胸を痛めた。
『ーーーその人たちが・・・いるじゃない・・・その人たちだけは、味方何でしょう?その人たちの為に、死んでは駄目よ。やけ酒も続くと、死ぬ場合があるのよ?それに―――貴女は悪くない。私が友達になるから―――。』
其の言葉に、彼女はポロポロ涙を流すと、『―――うぁぁぁぁぁ・・・』と、泣き叫んだ―――。
真子は『―――辛かったね・・・これからは、貴女は一人じゃないからね・・・』と言った。


―――私・・・一人じゃない・・・


そうだ―――


友達が・・・いる―――

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