居酒屋ーーーキスをあげよう―――
―――
―――それから、彼女は店じまいにすると、お風呂に入る事にした。先に、お風呂に入っており、いつものように、チキンソテーを作っている。チキンソテーはとても美味しく、ガーリックの味がする。それと、トマトと大根と、胡瓜と、胡麻ドレッシングで、野菜も取れる。此処の家にきてから、一年が経ち、彼女は泉陽介に、贈り物をしようとした。自分はちゃんと、泉陽介という男性を、好きになっているのだろうか?―――好きになりたい―――心の底から、そう思っていた。好きになりたい―――これが、恋愛感情―――当たり前の事である。
『―――れ・・・恋愛・・・感情・・・』
そう―――彼女はいつの間にか、男性として、人として、泉陽介が好きだ。好きになったからには、何かしら、お返ししなければ―――そう思った。バレンタインも渡してしまったし、一月後に、お返しを貰わないと、いけない。
今思えば、最初に出会い、あの皆田蓮見という男性から、助けてくれた時から、好きで在った。菜月は一年前、出会ってから、徐々に、泉陽介が好きになり、一緒にいたい―――離れたくない。大好きだ―――彼の気持ちを聞かないと―――。
彼女はバレンタインのチョコの事を聞くと、『―――あぁぁ・・・チョコね、美味しかったよ?』と言ってくれた。
『―――あれが、お前の気持なんだな・・・来月、お返しと一緒に、手紙で返事するよ。』

―――え・・・わ・・・分かった―――

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