独占欲強めな副社長は、政略結婚で高嶺の花を娶りたい
「それでも由莉奈にあんな可愛らしいお願いされたら、理性も崩壊するってものだろう?」
鼻に甘噛みをされ、肩を竦める。そのまま海斗さんに再び抱き寄せられ、腕の中で続きを聞く。
「そこから予定を大幅に変更して、先に妊娠させてしまおうと思ったのは結果論で、気持ちを止められなかったんだ。不安にさせたね。すまなかった」
「それは、私が抱いてくださいって言ったんですから」
私の言い分を微笑みながら聞き、髪を撫でる。海斗さんの纏う空気は、どこまでも甘い。
「由莉奈の素振りから本当に妊娠しているかもしれないと考えたときは、想像以上に心躍ったし、違うと知ったときは本当に落胆した」