ねえ、私を見て
「要ちゃんが?」

「くららだってこれから禁酒生活なんだ。俺も付き合う。」

すっかり、子供ができたみたいに話す夫。

私は、お腹を摩った。


翌日、私は産婦人科に行った。

本当にできているのか、心配だ。

「澤田さん。中にお入り下さい。」

看護師さんに呼ばれ、診察室に入る。

「妊娠しているかもしれないですね。内診してみますから、診察台へどうぞ。」

診察台へ上がり、力を抜いた。

「うん。赤ちゃんいるようですよ。」

先生にそう言われた時、なぜか目の前が暗くなった。

「気を付けて診察台降りて下さいね。」

「はい。」

フラフラと診察台を降りると、私は下着を履きながら考えた。
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