ねえ、私を見て
「って言っても、まだ夢なんですけどね。」

ビールを飲みながら、夢を語る相馬君は、私が触れてはいけないモノだと思った。

「澤田さんは、どうしてこの会社に?」

「園子の誘いなの。園子とは、高校からの友人でね。」

「そうなんですか。澤田さん、仕事がてきぱきしているから、社長も助かっていますよね。」

園子もうんうんと頷いている。

そんな園子を見るのは、初めてだ。

園子は、仕事に厳しい。

友人である私にでさえ、ダメな時は怒る。

相馬君だって、入ったばかりで、ライターさんとのやりとりをさせられていると言うのに、ダメ出しばかり言われる。

その分結果を出して、仕事も好調だから、私達に給料も払えると言う事なのだが。

「澤田さんは、結婚してるんですね。」
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