ねえ、私を見て
日奈人君の瞳が、私を捉えて離さない。

「いいよね。くららさん。」

もう一度優しく言われた私は、それに委ねるように頷いた。

不思議。

これで私達、特別な関係。

「くららさん。」

もう一度押し倒され、日奈人君の吐息が迫ってきた。

「もう一回、いい?」

「うん。」

すんなり受け入れたのは、なぜ?

付き合うって言ったから?

それとも、日奈人君に惹かれてるから?


「くららさん、気持ちいい?」

「うん……気持ちいい……」

日奈人君の抱き方は、夫と違って少し激しい。

まだ大学生だからなのかもしれなけれど、感情をぶつけてくるその様は、情熱的だと言っていいのかもしれない。

「はぁはぁ……くららさん、もっと……」

「日奈人君……」

その日は、日奈人くんが満足するまで、私達は抱き合った。
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