ねえ、私を見て
あの女の子は、誰なんだろう。

仕事中も、ふと手を止めて、あの女の子の事を考える。

髪は黒でちょっと長めの女の子。

年齢は日奈人君と同じくらいだった。


「はぁー……」

知れずにため息が漏れる。

「くらら。ため息つくと、幸せが逃げていくわよ。」

「逃げていくくらい幸せなんて、ないわよ。」

私の言葉に、園子も日奈人君も驚く。

「どうしたんですか?くららさん。」

「そうよ。そんな暗い事言わないの。」

「そうね。ごめん。」

あの女の子を思い出さないように、仕事に集中しよう。

そんな私を日奈人君が、見つめている。

「大丈夫よ、相馬君。」

「はい。」

少なくても日奈人君には、心配かけないようにしなきゃ。

すると、日奈人君からメモ紙が。
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