双子の異世界・金色のはなびら
「・・・なんだかやけに静まり返ってないか?」

「本当ですね」

「シャー」

ルゥがいきなり威嚇をした。

いつの間にか広間の音楽は消え、大臣達の大笑いもなくなっていた。

二人は天幕から出ると、目の前に広がる光景に驚く。


「これは・・・」

「死んで・・?」


近くに倒れていたネイファをクロノスは確認する。


「いや、寝ているだけだ」

「え?でも・・・全員が?」

「仕組まれたか・・・」

「え!?」



クロノスはじっと、扉の方を見つめる。


「誰だ。そこにいるのだろう?」


扉の近くには唸るような低い声が響いた。


ルゥは後ろで逆毛を立てている。


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