双子の異世界・金色のはなびら
「じゃあ私が殺すしかないじゃない!!!」

「いや!」

リリンはエレノアめがけ、隠し刀を振り上げた。


「グルル!」

「あっ!」


サーベルタイガーがリリンの右手を噛んだ。


「あんたまで・・・」

「グルル・・・キューン」

「違うよ、裏切ったんじゃない。止めて欲しかっただけよ」

「知った風に!」

「だって、見て。悲しそうにしてるよ」

「ジューク・・・」

「キューン」


と、そのときだった。


「うぐっ!」


リリンはいきなり腹を殴られ気絶した。


「え!?あ、ゼノ!?」

「なんか、俺が寝てる間に凄いことになってますね。」


振り向くとゼノが立っていた。


「よかった!!!ゼノ!!」

「それよりも、皇帝のほうが危ないですよ」

「そ、そうだった!!!」




クロノスは瀕死の状態だった。


出血多量と睡魔で、まさに虫の息だった。



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