悪い優等生くんと、絶対秘密のお付き合い。
「最初から」
「っ!!」
「なーんて。
最初がいつからとかわかるわけないじゃん。そんなことも気づかないくらい、動揺しちゃった?」
頬杖をついて、口角を上げる。
「な、なんかすずちゃん、いじわる……」
「ごめんね?
でも海凪、このあたしになーんも教えてくんないんだもん。中学からずっと一緒なのに」
「ごめんなさい……」
すずちゃんの言い分はもっともだ。
ずっと嘘をついていたのはわたしだから。
放課後勉強していくって残ったり、逆に早く帰ったり。
それはぜんぶ、漣くんと秘密裏で会うためで。
ずっと騙していたことになる。