悪い優等生くんと、絶対秘密のお付き合い。


「ねぇ、海凪ちゃん!」

「……」


「海凪ちゃんのさ、メアド教えてよ!
んで、今度俺とデートしよ?」


「な、なんでいるんですか、清水先輩……」


「んー?だって俺もせっけん補充の担当だから」



もう1人の美化委員の人がかわいそうだよ……。


最初はふたりで回ってたのに、途中先輩が声をかけてきて。


「俺も、一緒に行っていい?」


なんて。


「もう1人の美化委員がいるでしょ。
そっち行けよ」


「もう1人ってのが、あの委員長なんだよねー。
あの堅物といっしょとか胃に穴あく」


「どうでもいい」
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