私は、この人の妻?

···家族との再会


私は、亜希寿を雪哉さんに預けて
おばあ様と父と母に抱きつき
「ごめんなさい、沢山心配かけて。」
と、言うと
「バカが、一人で苦しんでからに。」
と、おばあ様
「どんだけ、心配したか。」と、父
「··········」
母は、私を抱き締めて泣いていた。

私は涙を拭きながら
亜希寿を紹介した。

亜希寿は、私が泣くから
おばあ様達が泣かせたと思い
「泣かせて、メ。」
と、言って私の涙を拭いてくれた。

それを見て雪哉さんが、
「亜希寿。ママは悲しくて泣いて
いるんじゃなくて
おばあちゃまや、パパとママに
合えて嬉しいと泣いているんだよ。」
と、言うと
亜希寿は、雪哉さんに
「本当に?パパ?」
と、言うから
「「「パパ?」」」
と、おばあ様と両親。

すると、雪哉さんは、
「初めまして、藤堂 雪哉と申します。
穂乃華さんと知り合って
一年半が過ぎています。
私は、穂乃華さんと亜希寿を
幸せにしたいと思っています
その為にも
おばあ様とご両親に許可を頂きたく
一緒に参りました。」
と、言った。

父と母は、びっくりしていたが
おばあ様は、
「良い男だ。瞳が綺麗じゃ。
あ~あ、やる。
その代わり、しっかり幸せにして
やってくれ。」
と、言うから
父も母も私も呆れていたが
雪哉さんは、大喜び

亜希寿もおばあ様や父と母に
「おちあい、あきとれす。」
と、頭を下げた。

私は佳寿さんの字をどうしても
入れたかったと話すと
おばあ様は、涙を流された。

そんなおばあ様の涙を
亜希寿は、拭くと
「良い名前じゃ、亜希寿。
優しい子だな。」
と、おばあ様は言ってくれた。

だが、父や母が抱こうとすると
亜希寿は、雪哉さんのそばから
全く離れなくて
みんな笑っていた。

おばあ様に荷物や佳寿ちゃんの
買ってくれた赤ちゃん用品を
送ってくれた事にお礼を言った。

美穂先生や美穂先生の
ご両親に本当に可愛がってもらったと
話すとお礼状を直ぐに出すと言った。

それからは、今後について
おばあ様と父と母と雪哉さん
私で話す。

雪哉さんが、
あのGANDAIの社長と知り
両親は、驚いていた。

雪哉さんのご両親は、
全てを雪哉さんに任せて隠居されて
いるらしい。

その上雪哉さんは、
自分の両親には、
電話で報告は済ませていると言い
亜希寿の写真も私の写真も
送ってみてもらっているよ。
と、言うから

「もう、全くきいてないから」
と、言うと
「話すと穂乃華、気を使うから
言わなかったの。
今、話したんだからいいよね。」
と、言うから
おばあ様は、笑いだしてしまった。

明日、雪哉さんのご両親に
ご挨拶に行き、一度福井に戻る
引っ越し等もあるから。

私達の住まいは、
雪哉さんのマンションに
入る事になると話すと
亜希寿を見ていて
「「「そうだね。」」」
と、あっさり言う三人

本当に亜希寿は、雪哉さんに
べったりだから。
母親の私がいても······
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