黒王子の溺愛
自宅に帰るのも面倒だから、とその日は婚約発表パーティをしたホテルの部屋を抑えてあった。
「ありがとうございました。」
最後のお客様をお見送りして、柾樹は美桜の頭をそっと撫でた。
「お疲れ様。」
「柾樹さん…。」
美桜は柾樹に頭を撫でられるのが大好きなのだ。
つい、うっとりと見てしまう。
「美桜。」
優しく名前を呼んで、柾樹は美桜の指に自分の指を絡めた。
「早く部屋に行こう。」
部屋に入ると、柔らかく唇が重なった。
愛おしげに、唇に、首筋に、耳元にと、ちゅ…ちゅ、と音を立てながらキスをされる。
「ん…柾樹さん…」
「もう、婚約を発表したんだ。君は俺のものだ。」
もう、そう言われても、今は美桜は悲しくない。
むしろ、嬉しい。
「ありがとうございました。」
最後のお客様をお見送りして、柾樹は美桜の頭をそっと撫でた。
「お疲れ様。」
「柾樹さん…。」
美桜は柾樹に頭を撫でられるのが大好きなのだ。
つい、うっとりと見てしまう。
「美桜。」
優しく名前を呼んで、柾樹は美桜の指に自分の指を絡めた。
「早く部屋に行こう。」
部屋に入ると、柔らかく唇が重なった。
愛おしげに、唇に、首筋に、耳元にと、ちゅ…ちゅ、と音を立てながらキスをされる。
「ん…柾樹さん…」
「もう、婚約を発表したんだ。君は俺のものだ。」
もう、そう言われても、今は美桜は悲しくない。
むしろ、嬉しい。