旦那様、離婚はいつにしましょうか~御曹司と清く正しい契約結婚~
 その日、偶然出くわした相馬さんにバーに連れていかれて泥酔し、すべてをぶちまけてしまい、今に至る。


「だからといって、どうして相馬さんと結婚という話になるんですか?」


 興奮して前のめりになる。


「結婚相手が必要だろ?」

「いりません。最近はそういう方をレンタルできるようですし」


 レンタル彼氏なるものがあるはずだ。
 お金を払ってお願いすればいい。


「でも、木内は会社にいる。お前に男の影がないことなんてすぐにバレるな」


 なに脅してるのよ。


「結婚相手がいないんだから仕方ないじゃないですか」


 もう彼にはすべて知られている。
 私は開き直った。


「だから、ここにいるだろ」


 あぁ、話が堂々巡りをして着地点が見えない。


< 10 / 74 >

この作品をシェア

pagetop