旦那様、離婚はいつにしましょうか~御曹司と清く正しい契約結婚~
 ふと目覚めると大きなベッドに横たわっていた。


「ここ、どこ?」


 相馬さんとバーで飲んでいて、それからどうしたんだっけ。

 ハッとして自分の姿を確認すると、バスローブを着ている。
 まさか……相馬さんとそういうことしちゃった?


 焦りに焦っていると、ドアが開いて同じようにバスローブ姿の彼が顔を出した。


「起きたか」
「は、はい」


 無意識にバスローブの胸元を押さえる。
 すると彼は近くまで歩み寄ってきて、ベッドに座った。


「心配するな。着替えはホテルの女性従業員に頼んだ。家がわからなくてホテルの部屋に運ぼうとしたら、思いきりゲーッと」

「えっ! すみません……」


 吐いて汚したんだ。
 もしかして彼の服も?


「甘いからってガブガブ行きすぎだ」

「ごめんなさい」

「まあ、昨日だけは許す」


 相馬さんは優しい笑みを浮かべて私の頭を撫でる。

< 73 / 74 >

この作品をシェア

pagetop