旦那様、離婚はいつにしましょうか~御曹司と清く正しい契約結婚~
 なんの会話をしたらいいのかわからずに適当に流す。


「そうだな。今度、俺の気に入っている店に行こうか」
「行きませんよ」


 なにサラッと誘ってるの?


「相馬さん、今日の説明をしてください」
「あぁ、そうだったな」


 彼は仕方がないという様子で一旦箸を置いて話し始めた。


「七瀬の見合い相手は俺」

「どうしてですか? 相馬さんとお見合いする必要あります?」

「だから、七瀬と結婚したいと言っているじゃないか」


 それは愛の告白なの? 
 ロマンティックな雰囲気とは程遠いのだけど。


「私、結婚なんて考えてませんから」
「いいのか? 結婚式」


 ニヤリと笑われて、彼に醜態をさらしたことを激しく後悔していた。


「なんとか、します」


 声が小さくなっていくのは、なんとかするあてなんてないからだ。


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