再会は魔法のような時を刻む~イケメンドクターの溺愛診察~
冷たい言葉の雨~真菜side~
『ねえ、お父様。お願いだから、菅原先生との結婚を後押しして』


私は、何としても瑞先生と結婚したい。


2人で一緒に病院を継ぎたい、そう思ってるの。


あの花屋の幼なじみ…


あんな人には…


絶対、負けなくない。


『真菜、それはお前の気持ちだろう?菅原先生の気持ちが他にあるなら、お前がどうやっても入り込めないんだ。お前には、嫌という程見合いの話がきている。早く誰か良い人を見つけて会ってみなさい』


お父様は何もわかってない。


私が、他の誰かに負けるなんて有り得ないんだから。


いつだって、私が1番だった。


大学でも、モデルをしてる時も、他の誰よりも輝いて誰よりも人気があった。


近寄ってくる男性を私が見極めて、容姿端麗で秀才、お金持ちの男とだけ付き合った。


絶対に…向こうからはフラせない。


いつだって私に選ぶ権利があったのに。
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