再会は魔法のような時を刻む~イケメンドクターの溺愛診察~
あなたを信じてる
『ピンポン』


インターフォンが鳴る。


『瑞、小川先生…だよ』


ある夜、2人で食事をしていたら、小川先生が訪ねてきた。


瑞の顔色が変わる。


でもどうして小川先生が?


『…俺が出る』


オートロックを解除したら、小川先生が部屋の前まできた。


『先生、こんばんは』


『どうしてここに?』


瑞と小川先生の声が聞こえる。


『今日の資料、持ってきたの』


『この資料は、前に僕ももらってるから』


『そ、そうなのね。でも、私、瑞先生に会いたくて』


え…


瑞に会いに、わざわざマンションまで来たの?


その時、ガタンと大きな音がして、奥に隠れていた私は思わず2人の前に飛び出してしまった。


目の前には、瑞に抱きつく小川先生がいた。


『あっ…え!?あなたは!』


小川先生は、私に気づいてすぐに瑞から離れた。


『…え?なんであなたがいるの?ここは瑞先生の部屋でしょ?』


『小川先生…この前も話したけど、俺は愛莉が好きで…今は一緒に住んでる』
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