再会は魔法のような時を刻む~イケメンドクターの溺愛診察~
次の朝、ほぼ同時に目を覚ました私達は、お互いに少しはだけた浴衣を見て、ちょっと照れてしまった。


『おはよう、愛梨』


『瑞、おはよう』


美味しい朝ごはんをいただいて 、旅館を後にした私達は、あちこち回って、昼前には昔よく行ってたピザの店にも立ち寄った。


味も以前と変わらず、最高に美味しいマルゲリータが食べられて満足だった。


お腹も満たされ、いよいよお互いの両親に会いに行く時間になった。


瑞の両親が経営している病院の院長室。


そこで、瑞のお父さんとお母さんが待っていてくれた。


まずは久しぶりの再会を喜びあい、それから、瑞が結婚の報告をした。


さすがにちょっと緊張してるみたいだ。


『まあ!なんて嬉しいことなの!愛莉ちゃんがお嫁さんに来てくれるなんて、私達はなんて幸せ者なのかしら。瑞、絶対に愛莉ちゃんを泣かしたらダメよ!お母さんが許さないからね!』


『瑞、良かったな。お父さんも嬉しいよ』


幼なじみの頃から、ずっと私のことを可愛がってくれてた瑞の両親。


とても優しい2人。


反対されたらどうしようって心配してたけど、こんなに喜んでもらえて、何だかすごく嬉しくてホッとした。
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