再会は魔法のような時を刻む~イケメンドクターの溺愛診察~
いつかは瑞にこの大きな総合病院を継いで欲しいと、それが、1番の願いのようだった。


その後すぐに、私の両親にも会いに行った。


父も母も、まだまだ仕事を頑張ってて、今日は休みを取ってくれてた。


実家に上がってしばらく話すと、やっぱりすごく喜んでくれて「2人が結婚することは、昔から何となく分かってた。幸せになりなさい」って、言ってくれた。


わかってたなんて、まさかそんな言葉が出るなんて思ってもみなかったから、正直、すごく驚いた。


だけど、お互いの両親が心から祝福してくれて、何だか安心した。


大切に思ってる身内に見守られてると思うだけで、私の心は更に強くなった。


あっという間の旅行だったけど、鎌倉の空気を吸って、両親にも報告出来て、すごく充実した2日間を過ごせたと思う。


それから私達は、それぞれに仕事に励みながら、いろいろと結婚について話し合い、しっかりと将来のことを考えて、様々、慎重に決断していった。


とにかく…


これからは、周りに流されないで真っ直ぐ前を向いて、2人で支え合って生きていこうって…


瑞とそう約束した。
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