再会は魔法のような時を刻む～イケメンドクターの溺愛診察～

それでも、私達の友情は…


決して変わることはなかった。


なのに、私が両親の仕事の都合で東京に引越してからは、だんだん連絡を取らなくなって。


もちろん、ずっと気にはしてたけど、私は忙しさの中で毎日に流されてた…


と、思う。


勉強にクラブにって、過去を振り返る余裕なんてなくて、大事に思いながらも、瑞とは疎遠になってしまったんだ。


だけど、こんな形で再会したことはとても嬉しく思ってる。


と、同時に…


やっぱり、あの見た目にはかなりの戸惑いも感じてしまってて。


あんなに一緒にいて、1度も男性として意識したことがなかったのに、今は…


会う度に胸がキュンとなって。


これは、いったい何なのか…


好き…？


ううん、そんなはずはないよね。


あまりにもイケメンだから緊張してるだけなの？


私の中に芽生えたこの感情…


その答えは、いつか見つかるのかな。