再会は魔法のような時を刻む~イケメンドクターの溺愛診察~
自分が甘かったと今さら後悔しても仕方ない。


もう、本当に…


彼とのことはちゃんと考えないといけないな。


私は、支度を済ませて仕事に向かった。


爽やかで気持ちの良い朝。


重苦しい気分は、ひとまず胸の奥の方にしまい込んだ。


ラ・フルールに着いて、店の裏に自転車を止めた。


『おはようございます』


賢人君だ。


『おはよう。今日もよろしくね』


『はい、よろしくお願いします。今日は、昼から小川総合病院ですよね』


『そうだね。あとで決めてた花を車に積み込んでくれる?』


『了解しました!愛莉さん』


そう言って、ニコッと笑う賢人君。


見た感じ、175cmくらいかな。


可愛いし、かっこいいし、オシャレだし、爽やかだし、朝から元気だし…


賢人君に対しては、いつも褒め言葉しか思い浮かばない。


『おはようございます、店長』
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