再会は魔法のような時を刻む~イケメンドクターの溺愛診察~
このタイミングで誘ってくれるなんて、まるで私の寂しい気持ちを全部わかってくれてるような気がして…


すごく嬉しかった。


やっぱり、瑞は…


優しい。


『うん、ありがとう』


『どこか行きたいとこある?』


『どこでも…いいよ。瑞は?』


『…じゃあ、プールにしよう。屋内プール』


えー!


嘘、プールって…


突然の「デート」と「プール」のワードに、かなり動揺しまくっている私。


『プールは…ちょっと』


『どこでもいいって言っただろ?プールに決まり!愛莉、次の休みはいつ?』


瑞のペースにハマって、どんどん話が進んでいく。


プールなんて何年かぶりだし、水着になるのも恥ずかしいけど…


でも、何だか…


この時間が、楽しい。


恋人同士でもないし、ただの幼なじみだけど、それでも、彼氏と話してる時の何倍も、ううん、何百倍も…


楽しかったんだ。


久しぶりだな、こんなにワクワクしてる自分に会うのは。
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