黙って俺に守られてろ~クールな彼は過剰な庇護欲を隠しきれない~
「伊尾さんが?」
思わずふりむくと、伊尾さんは私を見下ろしてうなずく。
「あぁ。彼女が仙台の麻薬取締事務所で、薬物乱用防止の啓発活動にボランティアとして参加してるって聞いて、連絡を取ったんだ」
先輩たちの噂を思い出す。
伊尾さんは、静香とコンタクトを取るために東北厚生局とやりとりをしていたんだ。
「静香、今ボランティアをしているんだね」
「うん。私みたいに軽い気持ちでクスリに手を出してしまった子たちに、立ち止まればちゃんとやり直せるんだよって、教えたくて」
前を向く静香は、とても頼もしく見えた。
「静香、すごいね……」
「なに言ってるの。そう思わせてくれたのは、美緒だよ」
「私?」
「あのとき、自分ひとりだったら現実から目をそらすばかりでクスリを辞められなかった。美緒が麻薬取締事務所に相談してくれたから、ようやく目が覚めた」
力強い言葉に、胸が熱くなる。
思わずふりむくと、伊尾さんは私を見下ろしてうなずく。
「あぁ。彼女が仙台の麻薬取締事務所で、薬物乱用防止の啓発活動にボランティアとして参加してるって聞いて、連絡を取ったんだ」
先輩たちの噂を思い出す。
伊尾さんは、静香とコンタクトを取るために東北厚生局とやりとりをしていたんだ。
「静香、今ボランティアをしているんだね」
「うん。私みたいに軽い気持ちでクスリに手を出してしまった子たちに、立ち止まればちゃんとやり直せるんだよって、教えたくて」
前を向く静香は、とても頼もしく見えた。
「静香、すごいね……」
「なに言ってるの。そう思わせてくれたのは、美緒だよ」
「私?」
「あのとき、自分ひとりだったら現実から目をそらすばかりでクスリを辞められなかった。美緒が麻薬取締事務所に相談してくれたから、ようやく目が覚めた」
力強い言葉に、胸が熱くなる。