黙って俺に守られてろ~クールな彼は過剰な庇護欲を隠しきれない~
 東海林さんに紙袋を差し出され、きょとんとしながら受け取る。

「ありがとうございます。なんですか?」

 私が首をかしげると、東海林さんは「うふふ」と意味深な笑みを浮かべながら私に耳打ちをした。

「恋愛は、いかに付き合い始めに主導権を握るかが重要なんだから、これで伊尾をメロメロにするのよ」

 東海林さんはそれだけ言い残すと、私たちに背を向け去っていく。

 いったいなんだろうと思いながら、紙袋を開き中を見る。
 そして中身を確認すると、一気に頬が熱くなった。

「うわっ!」

 思わず驚きの声をもらし、慌てて袋を閉じる。
 中に入っていたのは、スケスケヒラヒラのセクシーな下着だった。

「どうした?」

 私のリアクションを不審に思ったのか、伊尾さんが首をかしげ紙袋の中を見ようとする。

「いえ、なんでもないです……っ!」

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