―――ファッション―――
彼女は可哀想だ。女の子なのに―――。この様子だと、『―――俺が勝った・・・みたいだな・・・』と、はっきりと言ってやった。
『―――御前に・・・優秀な頭脳を持ちたい、其の言葉に、お前は・・・どういう訳だと、思っている。彼女は―――凛は御前なんかより、俺と一緒に居た方がいいんだ―――。』と吐き切った。
直哉は胸倉を掴んでおり、『―――お・・・お前に、何が分かる?』と、言い放った。彼も泣いており、『―――御前なんかに、一緒に居る価値・・・ない・・・』と泣き叫んだ。
『―――一緒に・・・いる、価値がない、だと?お前に、俺たちの気持ちが分かるか?―――返してもらう。』
『―――いくぞ・・・』
『嫌だ・・・怖い・・・だ、誰から、助けて―――。』
其の言葉に、直哉ははっきりと、『―――俺の女房だ・・・お前に、渡して溜まるか?―――』と言う。
まって―――貴方は、乱暴な部分があるし、直哉が好きになってしまった。その言葉に、凛は勢いよく振り払い、『―――貴方なんて・・・大嫌いよ・・・』と、言ってしまった―――。それから、直哉の腕を引っ張ると、何処かへ行こうとした。直哉は振り返ると、『―――あぁぁぁぁ・・・』と、情けない声が響き渡るが、正樹はしゃがんでおり、凛は泣いていた。酷い事をしてしまった。

―――ま・・・正樹・・・

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