子連れシンデレラ(2)~スパダリ社長の独占欲は極上の愛~
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私と柊也さんは退院した玲也を連れて、石村家を再び訪問した。

「いらっしゃい・・・君が玲也君か…」

「うん…つつみれいやです・・・よろしくおねがいします」

「凄いね…さすがは筒見社長のご子息だな…」

「パパ…僕、褒められたよ…花〇だね…」

「あぁ」

「でも、ここは誰のおウチ?パパ」

「パパとママにとっては大切な人のおウチだ・・・」

「パパのお兄ちゃんのおウチよ・・・玲也」
「へぇー…」


「奥に案内しますよ…筒見社長に凛香さん」

「ありがとう御座います…」

昼間の陽光に反射して、柊也さんの左手首に着けた腕時計がキラリと光った。

私が拓郎にプレゼントしたブランド物の時計。それを拓郎の形見だと言って、柊也さんが身に着けていた。
対面を果たせなかった二人。

でも、柊也さんが拓郎の腕時計を身に着けるコトで、私を含めて三人で同じ道を歩いているように思えた。

独占欲が強いのが玉に瑕だけど、彼の愛に私達親子は包まれ、幸せだった。
拓郎もそんな私達の姿を空の何処かで見ているコトだろう…

                         (完)


 番外編『片思いウエディング』続く…






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