夫婦未満ですが、子作りすることになりました
「どうして……私たち結婚するんですし、子どもが欲しいとお話したんですから、避妊しなくてよかったんですよ」
幸せには違いないが、どうにも納得がいかずモヤモヤした気持ちを抑えて尋ねた。私は多分怒っているのかもしれない。
「まあ、うん。でもさすがに、初めての凛子にそんないろいろできないって」
初めてだろうとなんだろうと、目的は子作りなのに。足がガクガクしているけど、無理すればもう一回できそうだ。だってこのままじゃ妊娠しない。
「零士さん、あのーー」
「ほらもう休んで凛子。あまり無理させたくないんだ。早く慣れて、そしたら今度は遠慮なく抱かせて。次は子どもができるやつ」
起きていた私の頭が彼によって枕に戻され、そのまま抱きしめられる。ああ、気持ちいい。そっか、次はしてくれるんだ。今日はその予行練習だったと思えば、きっと必要な段取りだったんだろう。もう気にするのはおしまい。今月はダメだったけど、きっと来月にはーー。